ポイントネモ

ポイントネモは、人工衛星の墓場と呼ばれる海域から着想を得た陶芸ブランドです。

役目を終え、海へと沈んでいった人工物。
そこに残されるのは、用途でも意味でもなく、時間に晒された痕跡だけです。

土の揺らぎ、釉薬の滲み、焼成によって生まれる予測不可能な歪み。

それらを「失敗」や「誤差」として整えることはせず、素材と反応が辿り着いた形として、そのまま受け取っています。

完全でも、均一でもない器や小物は、一つずつ異なる表情を持ちます。

未来の遺跡のように、これは何だったのだろう、と、手に取る人が想像する余白を残すこと。
ポイントネモは、その余白ごと形にしています。